人材活用事例 「わが社の"いいね!"」

2016年03月08日

理念共有による団結力アップ

今回クローズアップするのは「株式会社ねぎしフードサービス」

  • ● 社名/株式会社ねぎしフードサービス
  • ● 創業/1981年6月
  • ● 本社所在地/東京都新宿区西新宿7-17-7 廣田ビル2F
  • ● 資本金/5,000万円

お客様、日本人スタッフとの擦れ違いから生まれた焦り

ねぎしでは、現在全アルバイトのうち25%が外国人。日本人、外国人が共に協力し合いながら「ねぎしならでは」の価値をお客様に届けています。しかし、ここまでお客様に喜んでいただき、スタッフが分け隔てなく働けるようになったのは、ねぎし全員の努力によるものです。
初めて外国人を採用したのは、人手不足で悩んでいた東京の秋葉原店。当初は、「落ちているゴミは拾う」「食事に髪の毛が入っていたら取り替える」など、日本人スタッフが当然だと思っていることも外国人スタッフにとっては当たり前ではなく、価値観や働き方の違いを理解し合えずスタッフ間で信頼関係が生まれづらい状態になっていました。

ねぎしを支えるスタッフ

想いの共有が外国人スタッフへの最大のケア

秋葉原店の課題を聞き、「Fパートナープロジェクト」という外国人スタッフの支援を開始しました。初めの一歩として、外国人スタッフにアンケートを実施。浮き彫りになったのは、「言葉がわからない」「店舗で日本人スタッフに溶け込めない」など、ねぎしで働く上での不安でした。外国人スタッフが働きやすくするためには、何をすべきなのか。まず取り組んだのは、ねぎしの根本にある「ねぎしはお客様のためにある」「親切の文化」などの理念の共有です。外国人スタッフは、気遣いができないのではなく、文化慣習が違うため分からないだけ。ねぎしが大切にする理念を伝えていくことで、どのような想いを大切にし、どのように行動へ移していくべきなのか、少しずつ理解してもらえるはずだと考えたのです。

架け橋となれる中国人スタッフが取り組みの先頭に立った

まず、ねぎしの理念を理解している中国人スタッフの施さん(シさん)(中国籍)に理念を中国語に表現してもらい、他の中国人スタッフへの共有を始めました。その後、施さんから他のFパートナーへ理念の内容を広める「リフレッシュ共有」という研修をスタート。同じ文化慣習の先輩社員から学ぶことで、Fパートナーにねぎしの理念への理解が深まったと思っています。また、店舗内の意識や行動の教育も施さんが積極的に担当。施さんは、近くに中国語で話すスタッフがいると「ここは日本なんだから、日本語で話しなさい」と注意します。日本人スタッフではなく、同じ外国人スタッフが注意をすることで納得感があり、行動の変化につながります。

スタッフルームで中国語を教える

想いを共にできる環境は外国人スタッフの励みに

理念教育の結果は、少しずつ芽生え始めました。お客様からのクレームが減り、お褒めの言葉をもらえるようになりました。店舗のアンケートハガキで受け付けている「本日輝いていたスタッフ」に多く記載された人に授与される「親切賞」では、外国人スタッフの丁さん(テイさん)(中国籍)が5位以内にランクインしました。また、お客様だけでなく、共に働く社員も「Fパートナーは優秀でレベルが高い!」と賞賛をしています。その結果、外国人スタッフがねぎしで働くモチベーションも上がっています。お客様からのハガキに記載されているお褒めの言葉を各店舗で読み上げる場では、「自分もこうなるために、こういうことができるはず」など、外国人スタッフが意欲的にフィードバックを受ける姿に、他のスタッフも刺激を受けています。
また、正社員登用第1号も誕生しました。アルバイトとして働き始めた呉さん(ゴさん)(中国籍)は、「ねぎしで正社員として働きたい」とねぎしに入社をし、現在では、店舗の店長として活躍しております。決め手は「ねぎしはきちんと人として見てくれる」とのことで、Fパートナープロジェクトの成功を物語っています。

お客様に笑顔で接客できるように研修も行う

理念を共にするワンチームができあがった

今ねぎしでは、日本人スタッフと外国人スタッフが相互理解をしながら協働しています。なぜかというと、大事にしている理念や考え方を共有することで、お互いを思う意識や心がけが生まれたからだと思っています。「日本人スタッフだから」「外国人スタッフだから」という区分けはなく、皆でねぎしの理念を理解し、ワンチームとして体現する。これからも、ねぎしならではの価値を提供できるように、日本人スタッフと外国人スタッフが一つのチームとして取り組んでいきたいと思っています。

人財共育部長 石野直樹さん