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人材活用事例 「わが社の"いいね!"」

2017年03月06日

『パズワク』を支える助けあいの仕組みと文化

今回クローズアップするのは「株式会社喜久屋」

  • メイン写真
  • ●社名/株式会社喜久屋
    ●創業/1956年5月
    ●本社所在地/〒121-0064 東京都足立区保木間1-5-4
    ●資本金/1,000万円

今回は、オーダーメイドのシフトで4ヶ国、20~70代の方が活躍している株式会社喜久屋を取材しました。企業理念に基づいて長年にわたり家庭、育児、体調、勉学と両立できる働きやすい職場を目指し、『パズワク』(パズルワーク)を実現してきた喜久屋。その概要をうかがいました。

  • 60年で培った「三方善しの経営」が助けあいの文化を創りだす

    2016年5月に創業60周年を迎えたクリーニング業の「株式会社喜久屋」。同年に行われた第1回日本サービス大賞で優秀賞に選ばれるなど、世の中に認められるサービスを提供しながら、スタッフが働きやすい環境を長年にわたり築いてきました。

    『企業に関わるすべての利害関係者を益することにより結果として自らの幸福が実現する』――。いわゆる「三方善し」を企業理念に掲げる喜久屋。例えば小さなお子さんのいる従業員には、お子さんや学校の都合を優先してもらい、そのための細かなシフト調整は従業員達自身で行ってもらっています。従業員達もお互いの苦労がわかるからこそ、 "お互い様" の気持ちで支えあっているそうです。「『三方善し』という企業理念を大切にしてきた結果、社内でも働きやすい文化ができてきました」と、代表取締役の中畠さん。事業が営利だけではなく社会貢献につながるよう、60年間かけてじっくりと取り組んできました。

  • 写真1株式会社喜久屋 代表取締役 中畠信一さん

  • 「おかえり」と迎えてくれる仲間がいるから頑張れる

    27年間、喜久屋に勤務しているベテランスタッフの近藤さん(52歳)。チームリーダーとして、本部とのやり取りなど、責任ある仕事を任せられています。近藤さんは持病があり、週3日の通院と仕事を両立中。「社内のチームワークがとても良く、具合が悪くて休んでも、戻って来やすい環境です。心配してくれる仲間がいるので、どんな状況でも明るくいたいと心がけています」と話す。代表取締役の中畠さんは近藤さんについて「彼女を見ていると、経営者と従業員ではなく人対人の関係が大切だなといつも痛感します。 "みんなで頑張っていこう" という気持ちが込み上げてきますね。一番助けられているのは経営者の自分です」と話す。

    仕事の中で大変なことは?という質問に近藤さんは「営業店との電話が大変です。相手の方にわかりやすく説明するよう工夫をしています」と話していました。人に上手く説明するには自分も内容を熟知している必要があると考え、自らレジ打ちを現場の人に教えてもらったりもしているそうです。病気のこともありながら、常に相手のことを考えることができる近藤さん。「自然と体が動きます」と話していました。

    近藤さんと同じチームで働く武藤さん(48歳)は「よく店舗のスタッフさんから近藤さん宛に電話がかかってきます。その度に、近藤さんの大切さに気付かされます」と言います。治療と仕事を両立しながら、高い包容力と貢献意欲でリーダーとして活躍している近藤さんと、感謝の気持ちを忘れずに、苦手でもやってみることを大切にしている武藤さんをはじめとしたチームのメンバー。互いに支えあって『パズワク』を実現していました。

  • 写真2喜久屋で働く宇佐見さん(左)、武藤さん(中)、近藤さん(右)

  • 安心して働ける職場の様々な仕組み

  • 喜久屋にはキッズスペースが併設されており、みんなで子供を育てる文化も根付いています。近藤さんの小学1年生のお孫さんもキッズスペース利用者の一人。放課後にTVを見たり、勉強したり自由に過ごしています。「社内には人が多く、子供たちに声をかけてくれる環境なので、安心して預けています」と近藤さん。働き始めた当初は、近藤さんのお子さんもここで仕事が終わるのを待っていたそうです。喜久屋で育ったお子さんが、小さなお子さんの面倒を見たりすることも。

    しかし、子供達は決して夜遅くまで会社にいるわけではありません。ママ達に早く帰宅してもらうために活躍するのが年配のスタッフ。繁忙期には年配のスタッフが積極的に夜当番をしてくれていて、最年長では80歳近くの方もいらっしゃいます。新しく入社したママ達にも、子供のことを一番に考えて職場のことは気にしなくていいよと伝えているそうです。


    週3日・1日3時間以上から働くことができる喜久屋では、働く時間が限られている従業員のライフスタイルに合わせたシフトを組む工夫もしています。シフト作りを任せられているのが、パート従業員から取締役工場長にまでキャリアアップをした宇佐見さん(53歳)。シフトを組むときの工夫として、国籍や家族、スキルなどそれぞれのスタッフの前提が違うことを考慮しているそうです。小さなお子さんのいる従業員であれば、お昼出勤や土日休みのシフトを組んだり、留学生であれば、語学の勉強ができる時間を取ったりしているとのこと。

    設備や業務の平準化にも取り組んでいます。例えば、通常クリーニング店は春や秋に残業が多いのですが、喜久屋では半年間クリーニングを無料保管して引き取り日に合わせて作業するので、残業が発生しません。資材発注等も同様で、ルール化・仕組み化されているため、タイなどの他国でも同じような対応ができているそうです。

    また、同じ小学校にお子さんが通っているママが数人、運動会で土曜日に休みを取るために作業を前倒しするよう調整を行うといった取り組みも挙げられます。このような仕組みや文化が整っているため、国籍や年齢、家族の状況等に関係なく、互いに助けあい、補いあうことが実現できています。

  • 互いを思いやる気持ちと仕組み作りで、一人ひとりを生かす働き方を実現

  • 「三方善し」の企業理念をもとに、業務の平準化と、補いあいや助けあいをする文化を、時間をかけて作ってきた喜久屋。日本人と外国人、若者と年配者など、それぞれの事情や特性は踏まえたうえで、一人ひとりを生かす働き方を自ら考える人材作りができるようになりました。

    多様な人材でも、互いを思いやる気持ちと様々な工夫で一人ひとりの個性をパズルのように組み合わせて働く『パズワク』。従業員全員が「相手軸で考えること」を大切にすることで、これからも、喜久屋の志は世界へと広がっていくことでしょう。

    「パズワク」についての詳細はこちらをご覧ください。

    パズワク

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