平均賃金レポート(アルバイト・パート)

2024年03月14日

#アルバイト・パート#時給・賃金

2024年2月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査【三大都市圏(首都圏・東海・関西)】 三大都市圏の2月度平均時給は前年同月より50円増加の1,192円

2024年2月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査【三大都市圏(首都圏・東海・関西)】

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の調査研究機関『ジョブズリサーチセンター(JBRC)』(https://jbrc.recruit.co.jp/)が、2024年2月度の「アルバイト・パート募集時平均時給調査」をまとめましたので、ご報告致します。

三大都市圏で平均時給額、前年同月比増減率ともに過去最高額を更新

センター長 宇佐川邦子2月度平均時給は前年同月より50円増加の1,192円(増減率+4.4%)で、三大都市圏で過去最高額※を更新しました。職種別では、「販売・サービス系」「専門職系」で過去最高額※を更新しています(※2018年3月度以降の集計データによる)
例年2月は学生を含めた年度末退職者の増加に備えて、求人が活発になる時期です。加えて、春闘のタイミングで募集時賃金を上げる企業もでてくるなど、特に「販売・サービス系」でその影響が見られました。「専門職系」では、比較的時給の高い塾講師のニーズ増加がうかがえましたが、特定の時間にシフトが埋まらないなどの課題がでているようです。塾講師は学生のアルバイトも多いため、学生が講義を受けている時間帯の人材確保のハードルは高い状況です。人材不足を補うためには、例えば「火曜・木曜の16:00~18:00のみ」など業務を細分化し、働き手のライフスタイルにあった求人訴求をすることも重要です。また、企業は学生だけでなく、シフトが埋まらない時間帯によりマッチする多様な人材に目を向けることも大切です。

【三大都市圏・全体】
三大都市圏の平均時給は1,192円(前年同月1,142円、前月1,180円)

前年同月より50円増加(増減率+4.4%)、前月より12円増加(同+1.0%)となった。職種別に見ると、前年同月比は「事務系」(増減額+55円、増減率+4.6%)など全職種でプラス。前月比は「専門職系」(増減額+42円、増減率+3.1%)など4職種でプラスとなった。

【三大都市圏・エリア別】
前年同月比は首都圏・東海・関西ともにプラス

○首都圏の平均時給は1,229円(前年同月1,180円、前月1,222円)

前年同月より49円増加(増減率+4.2%)、前月より7円増加(同+0.6%)となった。職種別に見ると、前年同月比は「販売・サービス系」(増減額+49円、増減率+4.3%)など5職種でプラス。前月比は「専門職系」(増減額+20円、増減率+1.5%)など4職種でプラスとなった。

○東海の平均時給は 1,124円(前年同月1,062円、前月1,099円)

前年同月より62円増加(増減率+5.8%)、前月より25円増加(同+2.3%)となった。職種別に見ると、前年同月比は「専門職系」(増減額+113円、増減率+9.2%)など全職種でプラス。前月比は「専門職系」(増減額+93円、増減率+7.5%)など4職種でプラスとなった。

○関西の平均時給は 1,161円(前年同月1,116円、前月1,143円)

前年同月より45円増加(増減率+4.0%)、前月より18円増加(同+1.6%)となった。職種別に見ると、前年同月比は「専門職系」(増減額+80円、増減率+6.2%)など全職種でプラス。前月比は「専門職系」(増減額+78円、増減率+6.0%)など4職種でプラスとなった。

※本調査は、当社が企画運営する求人メディア 『TOWNWORK』『fromA navi』に掲載された求人情報より、アルバイト・パートの募集時平均時給を集計しております。
※オープンデータ(データ・ダウンロード)はこちら https://jbrc.recruit.co.jp/data/opendata/